移住者インタビュー -ささき亭-

移住者インタビュー -ささき亭-

地域おこし協力隊 地域おこし協力隊
店舗
2017年2月10日

裏磐梯に移住するまでの経緯を教えてください。

若い頃からアウトドアが好きで、全国各地に行ってキャンプをしたりして楽しんでいました。埼玉で調理の仕事をしていましたが、自分の思い通りにやりたいと思い、32才の時にビストロの店を出して独立しました。その頃、カヌーを通じて出会った裏磐梯の自然に魅了されました。その後、妻と出会い、自然の中で住みたいという思いを強くしました。土地・建物の購入、金融機関からの借入れなどを弟の力を借りて行いました。弟がいなかったら、北塩原村に住むことはありませんでした。平成5年12月に雪の中、大変な思いをしながら引越しをしてきました。

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パン屋を始めたいきさつとその後について教えてください?

当初の建物は店舗スペースに限りがあり、食事スペースを確保するのが難しかったため、持ち帰り中心の店をやろうということでパン屋に決めました。ビストロ店をやっていた頃、フランスパンを出していた程度だったので、業者の紹介で横浜まで開店前に講習に行き、平成6年4月2日にオープンをしました。当初は数知れないほど失敗を重ねましたが、店は順調に推移していき、ありがたいことでした。正面に磐梯山が見えるシチュエーションの中、店が終わった後にビールを飲みながらくつろいているときは、本当に移住してよかったと思う瞬間です。深緑の散策、夏のカヌー、紅葉、冬のスノーボード・・・遊びも大いに充実していますと言いたいところですが、おかげさまで仕事が忙しくこちらに来て始めたスノーボードをたまに楽しむ程度です。

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今後はどのように考えていますか?

今年70才になりますが、あと10年はパン屋を続けようと思っています。働きながら、自然の中で過ごす今の環境を続けていきたいと考えています。42才のときに出会った中村天風先生の教えのおかげで、精神の安定と健康を手に入れました。いろいろな悩みや迷いがありましたが、生きる意味や「どこまでもまずは人間を作れ。それから後が経営であり、あるいはまた事業である。」など尊い言葉をいくつもいただき、自分の生き方に自信が持てるようになりました。地域の発展にも年令に応じてできる範囲で貢献できればとも思っています。この素晴らしい自然を一人でも多くの方の味わってもらいたい、そういうお手伝いができれば大変うれしいです。

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ささき亭 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字甚九郎沢山1097-110

地域おこし協力隊
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福島県北塩原村移住ポータル「きたしおばらぐらし」は、 福島県会津地方の北に位置する「北塩原村」の魅力を、 余すことなくお伝えします。 しかしながら、百聞は一見にしかず。 興味をお持ち頂いたらまずは北塩原村へお越しください。 四季折々の自然があなたをお出迎えします。