湖底遺跡「桧原宿」

湖底遺跡「桧原宿」

地域おこし協力隊 地域おこし協力隊
お知らせ
2023年7月5日

湖底遺跡調査

只今、桧原湖では、令和8年度まで、4年間にわたる本格的な「湖底遺跡調査」が行われています。海洋研究開発機構、高知大学、京都大学、東海大学を中心とした学際的な研究集団による調査です。

この研究の一番の目的は、「桧原湖北岸エリアを科学的分析する事で、湖底に眠っている水中遺跡から当時の災害規模や理解を深める」というところになります。このような分野を専門用語では「水中災害考古学」というそうです。まだ馴染みのない分野ですが、桧原湖での調査成果を世界に発信することで認知度を高めていきたいそうで、とてもロマンが詰まった研究です。

 

桧原宿

桧原湖は1888年の磐梯山噴火により形成されたせき止め湖です。明治期以降で日本最大の火山災害といわれており、500名近くの方が亡くなりました。この災害の爪痕が桧原湖北岸の水中に「桧原宿跡」として残されています。桧原宿は米沢から会津につながる街道の宿場町として江戸時代に栄えましたが、現在は桧原湖に水没しています。水没した桧原湖の調査から過去の自然災害と歴史文化を明らかにするために水中考古学者を中心に現在研究が進められているのです。

研究の成果から、いにしえの街並みが再現され、VRで体験できるようになるとか、映像で桧原宿が蘇るそんな日も近いかもしれません。

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【告知】シン・アドベンチャー

7/29(土)[水中遺跡「桧原宿」を水中ドローンで探索しよう]と題して、現地イベントが開催されます。このイベントでは、桧原宿の水中遺跡調査を知ってもらうために、水中ドローン操作体験と現地説明会を実施します。この機会にぜひ水中考古学の深淵を体験してください。

/hibarajuku.labby.jp/news/detail/3219

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福島県北塩原村移住ポータル「きたしおばらぐらし」は、 福島県会津地方の北に位置する「北塩原村」の魅力を、 余すことなくお伝えします。 しかしながら、百聞は一見にしかず。 興味をお持ち頂いたらまずは北塩原村へお越しください。 四季折々の自然があなたをお出迎えします。